ローコード

日本システム開発株式会社からローコードに関するコラムをお届けします。

様々なローコードツールでの実績に基づき、ローコードでの効率化の方法や簡単なロボットの作り方などを発信します。

日本システム開発の技術、
覗いてみませんか。

PowerPlatformコラム第6回【Power Automateの導入事例6選】

日本システム開発株式会社はPower Automateを中心としたローコードサポートサービスを提供しています。

 

Power Automateは様々な業界・業種で幅広い業務の効率化に貢献しています。

このコラムでは実際にどのような業務にPower Automateが導入されたのかという実例を6つ紹介しています。

Power Automateの導入実例

◎メール自動返信システムの構築

ある企業の顧客サポート部門では、Power Automateを活用してメールの自動返信システムを構築しました。

このシステムは、顧客からの問い合わせメールを受信すると、自動的に受付確認のメールを送信します。

さらに、メールの内容を分析し、よくある質問に対しては事前に用意された回答を自動で返信します。

 

これにより、サポートチームの初期対応の負担が大幅に軽減され、より複雑な問い合わせに集中できるようになりました。

また顧客満足度も向上し、問い合わせから初回応答までの時間が平均で2時間短縮されました。

◎請求書処理の自動化

製造業の経理部門では、Power Automateを使用して請求書処理のワークフローを自動化しました。

このシステムでは、取引先から受信した請求書のPDFファイルを自動的に解析し、必要な情報を抽出します。

抽出されたデータは会計システムに自動入力され、さらに承認が必要な場合は担当者に通知が送られます。

承認プロセスもPower Automate内で完結し、承認された請求書は自動的に支払い処理へと進みます。

 

この自動化により、請求書処理にかかる時間が従来の3分の1に短縮され、入力ミスも大幅に減少しました。

◎在庫管理システムの効率化

小売業の物流部門では、Power Automateを活用して在庫管理システムを効率化しました。

このシステムは、販売データとサプライヤーからの入荷情報を自動的に統合し、リアルタイムで在庫状況を更新します。

在庫が一定水準を下回ると、自動的に発注書が作成され、担当者に承認を求める通知が送られます。

承認後はサプライヤーへの発注メールが自動送信されます。

 

この自動化により、在庫切れのリスクが大幅に減少し、発注から入荷までのリードタイムが平均で2日短縮されました。

◎人事部門の採用プロセス改善

大手IT企業の人事部門では、Power Automateを使って採用プロセスを改善しました。

求人サイトに投稿された応募者情報は自動的に社内のデータベースに取り込まれ、応募者のスキルや経験に基づいて適切な部署や面接官が自動的にアサインされます。

面接のスケジュール調整も自動化され、候補者と面接官の予定を照合して最適な日時を提案します。

面接後の評価フォームの集計や、採用/不採用の通知メールの送信も自動化されました。


これにより、採用プロセス全体の所要時間が30%短縮され、人事担当者は戦略的な業務により多くの時間を割けるようになりました。

◎マーケティングキャンペーンの自動化

デジタルマーケティング会社では、Power Automateを使ってクライアントのマーケティングキャンペーンを自動化しました。

ソーシャルメディアの投稿、メールマガジンの配信、ウェブサイトの更新などが、事前に設定したスケジュールに従って自動的に実行されます。

さらに各チャネルのエンゲージメント率や反応を自動的に分析し、パフォーマンスレポートを生成します。

キャンペーンの効果が一定の閾値を下回った場合は、担当者に自動的にアラートが送られ、迅速な対応が可能になりました。

 

この自動化により、マーケティング活動の効率が20%向上し、クライアントの満足度も大幅に改善しました。

◎製造ラインの品質管理

自動車部品メーカーでは、Power Automateを活用して製造ラインの品質管理プロセスを改善しました。

製造ラインの各工程に設置されたセンサーからのデータをリアルタイムで収集し、品質基準との照合を自動的に行います。

不良品が検出された場合は、即座に製造ラインを停止し、品質管理担当者に通知が送られます。

また定期的な品質レポートも自動生成され、傾向分析や改善提案も AIを活用して行われます。


この自動化により、不良品率が15%減少し、品質管理にかかるコストも大幅に削減されました。

まとめ

これらの事例が示すように、Power Automateは様々な業界や部門で活用され、業務プロセスの効率化、エラーの削減、コスト削減、そして従業員の生産性向上に大きく貢献しています。

導入に際しては自社の業務フローを十分に分析し、従業員へのトレーニングや、継続的な改善プロセスの構築をすることが、Power Automateを社内で最大限に活用するための鍵となります。

 

日本システム開発株式会社では研修や相談会といった内製化に向けたサポートに加え、弊社エンジニアが代わりにロボットを作成する外注的なサービスまで、Power Automateに関する幅広いサービスを展開しています。

もし導入のご希望やお困りごと、Power Automate・PADに関するご不明点等ありましたら、お気軽にお問合せください。

 

また、2024年11月20日(水)に「Power Automate 入門セミナー」を開催いたします。
RPAとは何かという初歩的なお話から、Power Automate/Power Automate for Desktop(PAD)がどういった特徴を持っているか、実際に日本システム開発が作成したロボットの事例やライブデモを含めてご紹介します。
RPAの基礎知識を身につけたい方やいままでPower Automate/PADに触れたことがない方、RPAに1度つまずいてしまった方など、皆様お気軽にご参加ください。

■関連サービス

Power Automate for desktop

Power Automate for desktop導入サポートサービス

EoRPA

独自エンジン搭載!
日本システム開発株式会社のRPAパッケージ

flowM

月額5000円!
業務の「見える化」でRPAによる自動化をより効果的に

ECロボ_ロゴ

ECサイト運営者必見!
多店舗展開や商品の登録はRPAエンジン搭載の「ECロボ」にお任せ!

pagetop